54名に礒谷理論・実技を指導


2011年7月15、16、17日の3日間、国立台湾大学医学院国際会議場において「礒谷式力学療法模範試技学習集中講習会」(後援・中華民国整復総会)を実施しました。

この講習会には台北だけでなく台湾各地から、さらにはマレーシア・香港からも多数が参加され、参加者総数は54名を数えました。

今回の講習会の特徴は、純粋に礒谷療法を学び、習得するという点にありました。

img つまり、「礒谷療法」を学び、習得し、これを実際の“治療現場”で生かそうという参加者のニーズがあったということです。


東洋医学・師範大学・体育大学などの教授・助教授・講師の先生方、あるいは自然療法や自然医学などの専門家、整体院を経営し整体現場で活躍している先生方、さらにはカイロ・ヨガのインストラクターなど、多種多様の経歴を持った方々が礒谷療法を学ぶために参加されたのでした。



img 驚いたことに、日本では考えられないことですが、国立台湾大学医学部の整形外科の先生たち、つまり西洋医学の医者が5人も参加されていました。

台湾の地における礒谷療法の実績、期待を改めて痛感させられることになります。

参加者たちは、3日の間に礒谷療法を可能な限り習得しようと真剣そのもので、その熱意には私たちも煽られるほどでした。



内容の濃い講義が展開

img 今回の講習会は3日間でしたが、文字どおり朝から夕方まで(9時~5時)びっしりとスケジュールが組まれていました。
途中、昼食休憩、午前午後の2回の小休憩のほかは講義、実技と休む間も無いハードのカリキュラムを用意しました。

短期間である程度の「礒谷理論・実技」を習得してもらうには、どうしても必要なカリキュラムだったからです。
事前に台湾側と密接な打ち合わせを行い、「厳しいカリキュラムですが、参加者は耐えられますか?」と確認したところ、 「参加者の“質”も熱意もかなり高いので、どんなカリキュラムでも大丈夫です」との回答があり、“高度のカリキュラム”を準備しました。

img 参加者たちのほとんどは、事前に礒谷療法をかなり勉強されていました。
現地の礒谷療法指導者の元で指導を受けていたため、礒谷療法の理論は深く理解しており、さらに実技も一定程度(?)は習得していました。

つまり、それぞれの専門分野の中で活躍している先生方が礒谷療法を知り、礒谷療法の卓越性を認知し、実際に礒谷療法を学び、さらに総本部の院長から直々に講習を受ける機会を得た、という意識を持って今回の講習会に臨んでいたわけです。



“恐ろしい"までの熱気に満ち満ちて

img “やる気”十分の参加者を迎えて、礒谷療法総本部は礒谷院長と小林先生の両先生を派遣して万全の態勢でもって準備しました。
いざ講習会がスタートすると、開始直後から“凄まじい”までの緊張感に満ちた会場になりました。
数多くのセミナー・講習会を経験した礒谷院長ですら「こんなに真剣で真面目な講習会は初めて」と言うほどで、身を乗り出し、食い入るように院長の一挙手一投足を見つめる講習生の瞳は怖いほどでした。
理論講習に続き実技講習になると、“真剣度”はさらにヒートアップ。カメラのフラッシュは絶えることはなく、何十台ものビデオカメラは回り続けていました。
院長が実技指導を行うたびに、「オゥー」という歓声にも似たため息が起こり、会場の緊迫度を嫌が上にも高めていったのでした。



“奮戦"を余儀なくされた(?)両先生

img 驚くことは、この会場の真剣度は3日間にわたり持続しました。そのため、会場はまるで真剣勝負のような様相を呈することになります。
指導した礒谷院長・小林先生は、参加者の“気迫”に負けてはいけない(?)と全力投球し、精力的に指導を続けます。それに応えるように参加者のボルテージも上がり、会場のあちこちで質問攻めが繰り広げられました。

普通、タイトなスケジュールで3日間も講習が続くと、多少なりとも途中でダレる(?)ものなのですが、今回の講習会は息つく暇もなく3日間が終了しました。
講習会参加者の「礒谷療法を学びたい」という真剣な思いが両先生のテンションを高めたに違いありません。



飛び入りも参加した講習会

これも台湾式なのですが、今回の講習会には多数飛び入りもありました。
私たちは当初、参加者が多いこともあり全員を把握していませんでしたので、何人かの人から「ぜひ施術してください」とお願いされると、心安く応じていました。

img 模範施術ということで行ったのですが、伸びなかった膝が伸びたり、腰の痛みが消えるという即効的な効果を幾つも実現しました。
その度に、講習会参加者の口からはため息にも似た「オゥー」という大歓声とともに、盛大な拍手が巻き起こり、模範施術としては成功を治めたのでした。

施術が成功をした後は、これもいかにも台湾式なのですが、参加者の目の色が変わりました。
礒谷院長が施術を何人か行ったのですが、その都度参加者が押し合いへし合いして院長の回りに群がります。

どのような施術を行うのか、カメラやビデオを手に集ってきたのでした。また、驚いたことに2日目、3日目と施術希望者は増加したのでしたが、それらの人々は講習会参加者でなく、評判を聞いた“知り合いの人々”だったのでした。しかし、誰もそれを咎めないというのはいかにも台湾式と感じました。



歓迎会も台湾式

img 余談として、今回の講習会での思いで深いこととしては、“台湾式熱烈歓迎”が上げられます。中国人の特性として、遠方よりの来訪者を“おもてなし”することは今までの経験から分かっていました。
しかし、今回の歓迎会はその予想を越えた盛大なものでした。

歓迎会は、前夜祭から始まり、初日、2日目、3日目、最終日と連日続き、驚いたことに出席者は日ごとに多くなったのです。
前夜祭では、台湾の大学関係者、台湾整体界の有力者などが集まり、熱心に礒谷療法の説明に耳を傾け、今後の連携作業を模索するということが主な話でした。
幾つかのプランが実現できたらと、今後の楽しみにしたいと考えています。

初日、2日目は講習会参加者のほかに、講習会に参加できなかった人、台湾各地の礒谷療法関係者、またさまざまなビジネスマンもやってきたりと、台湾における礒谷療法の注目度を改めて認識することになりました。
ただ、どのような関係者か分からない人も出席したり、あまり関係がない人も平気で出席したりと、お国柄としか考えられないこともたくさんありました。



大盛り上がりの大パーティー

img 最終日は、講習会参加者全員のほか関係者も出席した「大パーティー」が開かれました。出席者総数は100人を越える大パーティーで、大きな盛り上がりをみせました。

出席者は講習会参加者が中心でしたので、院長からは感謝の言葉、主催者からは礒谷療法への更なる寄与を求める発言などがありました。
驚いたのは出席者全員の唱和でした「WE LOVE ISOGAI」。 この唱和は延々と続き、次々と院長の元に駆け寄り、乾杯をしていきます。
どの人々も笑顔に満ち満ち、今回の講習会を心から満足している様子が伺われます。 3日間の疲れが吹っ飛ぶ瞬間でした。
台湾式の歓迎に圧倒された思いはありますが、参加者の笑顔を見て、次回も講習会を行おうと強く決意したのでした。



礒谷院長の感想

img 強行軍でしたので、かなり疲れました。とくに連夜の歓迎会は肉体的には苦痛な部分がありました。

それでも、それらを越える“成果”と“喜び”を得ることができた今回の講習会だと思います。

講習会参加者の真剣な眼差し、礒谷療法への期待に満ちた顔、私の拙い話や施術に文字どおり感激し、驚いてくれた人々。

長い間、講習会を行ってきましたが、3本の指に入る熱心度でした。反省するところは多々ありますが、多くの人に喜びを与えられる今回のような講習会を再び行うことを強く決意したのでした。



小林先生の感想

img 台湾での講習会の講師は初めての経験でしたので、“台湾式”に驚かされることが度々でした。

それでも、日本の講習会には無い「真剣な態度」は、心も身も引き締まる思いがして、とても貴重な経験だったと思います。


残念なことは、私の語学能力です。中国語を少しでも習い、将来は多くの講習会参加者と少しでもコミュニケーションできたならばと考えています。


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