大震災乗り越え仙台で柔整師セミナー開催

◎ジャパン柔道整復師会「礒谷セミナー」で講演


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2011年10月23日、ジャパン柔道整復師会主催の「礒谷療法セミナー」が仙台市で開催されました。


今後は、大阪、東京でも「礒谷療法セミナー」が開催される予定で、連続セミナーのスタート地が仙台市であることは私たちにとっても大きな喜びでもあります。


「ジャパン柔道整復師会」は全国1千人以上の柔道整復師の先生方が所属する組織で、整骨院の組織運営・事業展開などを支援する組織です。簡単に言えば、整骨院の先生方の実務・施術をサポートする組織ということになります。


ジャパン柔道整復師会主催のセミナーですから、参加する方々は当然ですが柔道整復師の先生方です。国家資格をもつ先生方が“民間療法”である「礒谷療法」にどのような反応を示すのか一抹の不安を感じながらのセミナー開催決定でした。


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このジャパン柔道整復師会主催の「礒谷療法セミナー」は、本来ならば今年の春先に行われる予定でしたが、東日本大震災により仙台会場でのセミナーは急遽中止になってしまいました。


それでも4月17日には、東京会場でのみ開催(既報)されたのですが、「いつの日か仙台でセミナーを行いたい」というのは悲願でした。しかし、大震災以後7カ月が過ぎたとはいえ、“復興への手掛かり”すら満足に果たしていない現状を思うに、礒谷セミナーに人は集まるのだろうかとの不安を持ちながらのスタートでした。



◎大震災を乗り越える「東北の力」を実感


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実はジャパン柔道整復師会の事務局は仙台にあります。大震災直後はジャパン柔道整復師会事務局とも連絡が取れないという状況が続き心配したのですが、幸い事務局の皆様や、所属している先生方は無事であるとの報を聞き、安心したという経緯があったのでした。


しかし、無事であったとはいえ、仙台市を始め東北の被害は甚大であるということは紛れの無い事実です。実も私たち礒谷療法総本部でも被災地へのボランティア活動を指向し、“癒しとしての整体活動”を模索したのですが、「視察行動」だけで本格的な活動はできず、残念な思いでいっぱいでした。


このような中、ジャパン柔道整復師会担当者の方から「セミナー開催」のお話をいただいた時、不安よりも「東北のパワー」に圧倒されたというのが本当のところです。私たちにできることは、全力を尽くしてセミナーを成功させるというだけです。このような思いを抱きながら、仙台市に出発しました。



◎東北の地でセミナーを開催できた喜び


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仙台市は少なくても表面的には大震災の影響はほとんど見られませんでした。

仙台駅もテレビで見た“壁も屋根も崩れ落ちた惨状”は見事に修復され、以前と変わらない姿に生まれ変わっていました。街も大震災の影響はほとんど見られず、活況を呈した町並みが広がっています。ただ、「立ち入り禁止」などの看板はいまだ残り、大震災の凄まじさを嫌でも実感させられることもあります。


セミナーには25人の参加者がありました。

厳しい日常の中、また東京・大阪などに比べ圧倒的に柔整師の人数が少ない点を考慮すると、予想を超える参加者だったと思います。このような状況でありながら「礒谷セミナー」に参加してくださった先生方の思いに答えようと気合を込めてセミナーに臨んだのでした。



◎真剣な参加者の思いに答える


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 事前に、ジャパン柔道整復師会担当者の方から「東北の人は控えめですから」という話をいただきました。これは、自らを主張しない方々が多いので、“セミナーが盛り上がらない”ことを心配なさった忠告だったと思われます。

 事実、最初に「礒谷療法をご存じの方はいますか?」という質問をしたところ、誰ひとり手を上げる方はいませんでした。ところが、セミナーが進行し“大いに盛り上がって”くると、約半数以上の人が礒谷療法を知っていることが分かったのでした。

 確かに、“おとなしく”“静かに”セミナーは開始されました。それでも、セミナー参加者の全員が柔道整復師、あるいは鍼灸師の先生方です。全員が専門的な知識を持っていますので、突っ込んだ質問も多くあり、ある意味、真剣勝負的な緊張感あふれたセミナーが展開されたのでした。

 参加者の先生方の「礒谷療法に有効性、可能性はあるのか」、あるとすれば、自分の施術の中に“何が取り入れられるか”と真摯に考えている気持ちがひしひしと感じられるセミナーだったのだと思います。

 なお、礒谷療法のスタッフとしては、礒谷院長、小林先生の両名が参加され、セミナー参加者に対応しました。



◎セミナーの構成


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 セミナーは1時半~4時半の3時間でしたので、礒谷療法の神髄を伝授というわけには正直なところいきませんでした。

 セミナーは「礒谷療法理論」と「実技」の2本立てで構成したのですが、専門家の先生ということもあり、実技中心で進行しました。とくに「足型判定」の実践的な“やり方”は好評だったようで、この実技が行われるようになると、参加者の先生方は身を乗り出し、会場の雰囲気も一挙に盛り上がってきました。

 参加した先生方の感想としては「足型判定は難しい」けれど、有効なのだろうという発言が多くあり、参加者同士が足型判定を行うことシーンも見られました。ただ、セミナー参加の先生方は健康の方が多く、判定がより難しくなったという事情もありました。 また、なかには複雑な足型を持つ方がいたりと、参加者の先生方も苦労していたようです。先生方も足型診断に一生懸命チャレンジしたのですが、力の入れ方が難しく、なかなか的確な判定ができませんでした。複雑な足型でないとしても、人の足型は百人百様で、多くの足型を診ることによってしか正確な足型診断はできません。それでも基本的な足型診断法をマスターすれば足型判定は可能になるはずです。



◎セミナー反省点と今後の課題


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 この頃になると、参加者の先生方の気持ちもほぐれ、積極的な質問や、以前から礒谷療法に関心があった、あるいは礒谷療法の“勉強”をしていたと“告白”する先生もいたりと、会場の雰囲気は打ち解けたものに変わってきました。


 今回のセミナーは大いに盛り上がり良かったとは思いますが、反省点が無いわけではありません。いちばんの反省点は、セミナー参加の先生方が持っている自分自身の手技に、どのような方法・手段で礒谷療法を加味すれば効果的なのかという“方法論”にセミナーでは十分答えることができなかったという点だと思います。


 参加された先生方は一人一人、礒谷療法を“活用しようという気持ち”はそれぞれ違うわけです。本来ならば、一人一人の先生に合った礒谷療法を伝授しなければならないわけです。それが十分にできなかったことは次回への研究課題としたいと考えています。今後の課題としては、どうしたら短時間のうちに基本形をマスターできるか、どうしたら的確な指導ができるかという点にあります。

 セミナーを通して、またその後の礒谷療法スタッフ内部ミーティングなどにより、ある程度の方法論が見つかりましたので、次回のセミナーは期待して良いと思います。

 具体的には、次回は礒谷療法のすべてを教えるのではなく、もっと的を絞ったセミナーにするということになると思います。参加された先生方が、実際の施術の現場で、礒谷療法を利用して患者さんにアピールすることが大事なわけですから。

 そのことが反省材料として浮かび上がった今回のセミナーでした。



☆院長の感想


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 東北の地でセミナーが開催できるという喜びで、開催前から少し“ハイテンション”になっていたように思われます。セミナーの中頃からはいつもの調子に戻ったような気がしますが、先生方の“真面目”さには驚かされました。専門的な質問も多く、多くの先生が礒谷療法を勉強してくれているんだなという驚きと喜び、それ以上に責任感を感じたセミナーでした。セミナー自体は真剣な中にも盛り上がりがあり、和気あいあいの雰囲気も現出し、うまくいったと少し安心しています。東北の人は控えめと聞いていましたが、セミナー終了後に個人的な質問が殺到するなど、控えめでいながら真面目な人が多いなあという感想も持ちました。また、礒谷療法への質問を真剣にする先生方も多く、礒谷療法の責任感を強く感じた1日でした。深く感謝すると同時に「仙台に来て良かった」と改めて思いました。



☆小林先生の感想


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 専門家の先生方を対象にした「大セミナー」参加は何度も経験しているのですが、東北の地ということで、当初はかなり緊張しました。実技に入る頃には緊張も解け、いつもの調子で行うことができました。最初の感想は「東北の人は真面目だなー」というものがあります。今夏、台湾のセミナーに参加したのですが、台湾人の真剣さとは違う、言ってみれば「先生の授業」を受ける真面目さがこのセミナーにはありました。でも、当初は遠慮がちだった参加者の先生方もセミナーに中頃からは積極的になり、驚いたことにはセミナー終了後には、あちこちから質問が殺到したことです。礒谷療法への関心の高さを改めて実感した次第です。私個人の感想としては、参加者の先生方の期待にどこまで答えることができたのか、反省すべき点は多いのですが、この経験を今後に活かしていきたいと考えています。

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