◎九州の地で初めて開催された「礒谷セミナー」

 今や恒例となったジャパン柔道整復師会主催の「礒谷療法セミナー」は、昨年に引き続き今年も開催されました。

 今回も3都市での連続開催が企画されています。福岡・大阪・東京という順番で開催される予定ですが、今回の“目玉”は福岡開催です。

ジャパン柔道整復師会主催の「礒谷療法セミナー」では初めての地ですし、礒谷療法としても九州の地で「礒谷療法セミナー」を行うのは20年振りとなります。

 2013年5月19日、福岡市博多駅近くのオクーターブビルで「礒谷療法セミナー」は開催されました。

開催決定から開催日時までが比較的短かかったにもかかわらず、参加人員は43人と私たちの予想を越えていました。

遠く山口県や長崎県からの参加者もおり、それだけで福岡開催の意義感じたのでした。

◎礒谷療法の認知度は高かった

 実のところ、礒谷療法にとって九州は比較的“遠い存在”でした。というのも、礒谷療法を施術するための資格「正師範」を取得するためには、東京中野区にある礒谷療法総本部で学ぶ必要があります。九州の地から東京まで来るというのは、財力も労力もかなりの負担になります

 現在までに、「礒谷療法正師範」取得者は全国に1千人以上いますが、残念ながら九州地区は6県あわせても数十人しかいませんでした。

なかには、礒谷療法を実践して高い評価を得ている先生もいますが、残念ながら関東地区、関西地区のように多くの先生方が活躍しているという状況ではありませんでした。

 このような現状ですので、“礒谷療法の認知度はどうなのか”、一抹の不安を感じながらの福岡セミナーでした。

 しかし驚いたことに、セミナーに参加していただいた先生のほとんどが礒谷療法をご存じでした。中には、礒谷療法の解説本、院長の著書などを読み込み、礒谷療法への理解度が高い先生もいました。思わぬ驚きでしたが、同時に責任の重さも痛感したセミナーとなりました。

◎万全の体勢でセミナーに臨む

 礒谷院長は、5月13~17日は「韓国セミナー」(前項で報告)に行っていました。韓国からは17日に帰京し、18日に福岡入りという日程です。

 旅程だけをみてみれば、韓国からそのまま福岡入りしたほうが体力的にはかなり楽だったのですが、韓国行きが急な決定ということなどもあり、航空券の日程変更が不可能でした。そのため、一度帰京、翌日福岡入りという“無駄な日程”で臨むことになってしまいました。

 しかし、福岡セミナーに参加してくださった多くの方々に、日程的にきつい、疲れたなどと言うことはできません。当日の礒谷療法の講師陣は礒谷院長、小林先生の慣れた最強のコンビで、万全の体勢で臨みました。両先生は韓国行きのコンビですが、疲れもみせず、韓国行きの勢いのまま福岡セミナーに突入したのでした。

◎気合が入っていたセミナー参加者

 セミナーは9時半開始、受付は9時からでした。ところが8時半を過ぎるころからセミナー参加者が続々と来場されました。講義開始前から質問が飛び、セミナー参加者の“強い期待”がひしひしと感じられたのでした。

 普段のセミナー、講演会では、座席は後方から埋まっていきますが、福岡セミナーは座席前方から埋まっていきました。

さらに、座席に座ると、私たちが用意した礒谷療法に関する資料を真剣に読み始める人が多く見られました。

 また、多くの参加者から「録音は良いですか」「ビデオを回したいのですが許可してくれますか」「カメラを取りたいのですが」という許可を求める声が多く寄せられ、半分以上の参加者がビデオを持参しているという状況でした。

 セミナーが開始されると、参加者の多くは礒谷院長の講義の一言一言に深く頷き、忙しくメモを取る手を休めません。ノートやメモ帳を多くの参加者が持参していたのも今回のセミナーの特徴だったように思われます。

◎ビジュアル重視の講義が好評

 セミナー参加者の緊張感と期待に満ちた雰囲気の中、セミナーは院長の「礒谷理論」の講義から開始されました。

 このような雰囲気を感じたのか、いつにも増して礒谷院長の講義は熱を帯び、講義内容は参加者の胸に響き、驚き、納得顔の反応が会場内を満たしていきます。礒谷院長の講義も分かりやすく、要点をズバリ解説しているため、参加者の意識が吸い取られるように集中していくことが分かります。

 今回の講義は、パワーポイント、プロジェクターを使用してビジュアル的な効果を意識し、講義内容が視覚的に分かるようにしたことも大きかったのかもしれません。また資料も多めに用意し、分かりやすさを考慮したことも参加者の集中力に役立ったのかもしれません。事前の準備の重要さを改めて認識したのでした。

◎実技に入ると会場の雰囲気は一変

 座学の時はどこか遠慮がちだった参加者の先生方でしたが、実技が始まると場内の雰囲気は一変します。

 礒谷院長の実技を間近で見学しようと、多くの参加者は走るように駆けつけてきます。 参加者の一人が言った「噂の“礒谷療法を見れるぞ」という言葉が端的に表している状況が展開されたのです。

実技は、最初にセミナー参加者の一人にモデルとなって戴き礒谷療法施術を行うのですが、この際には施術の内容、効果を一つ一つ解説しながら行いました。

 また参加者の先生方にも実際にモデルを触ってもらい、礒谷療法の施術をより実感できるようにしました。モデルになってくれる先生、あるいは実際に施術希望の先生を現場で募集したところ、多くの先生方が名乗り出てくださいました。

少し驚いたことは、礒谷施術を“受けることが目的”で、今回のセミナーに参加された先生が少なからずいたことでした。実際に身をもって礒谷療法を体験したいということだったのです。

 このような先生方の出現で、会場内は一気にリラックスムードが広がり、笑いと真剣さが交錯した異常な盛り上がりをみせたのでした。

◎参加者が積極的に施術を行う

 セミナーの詳細をここで述べるスペースはありませんが、参加者の先生方の熱意に驚かされること再三でした。

 参加者のほとんどは、現場で活躍されている柔整、鍼灸、あるいは整体の先生方でしたので、セミナーでは多くの先生方に実際に礒谷療法を体験してもらうことを主眼としました。参加者の先生方のほとんどは「礒谷療法に興味をもっていた」方々です。ただし九州という地にあるため、実際の“礒谷療法”を目の当たりにした方はほとんどいなかったのです。

 実際の礒谷療法施術を目の当たりにし、施術モデルの先生の「腰の痛みが取れました」の一言に会場内からは「ウオー」という声、拍手が起こったのが印象的でした。

 セミナーが終了した後も多くの先生方は会場に残り、質問攻めの嵐です。時間が来て会場を去る先生方の熱気はいつまでも消えることはありませんでした。

◎セミナーの総括

 反省点も少なくありませんが、今回のセミナーで見えてきたこともあります。

 今回のセミナーは会場が比較的広く、多人数の参加者でもゆったりと移動できたため落ち着いた雰囲気の中でセミナーが展開できました。やはりセミナーでは会場の広さは大事ということを改めて認識しました。

 今回のセミナーには礒谷療法からは礒谷院長・小林先生の両名が指導教官として参加されたのですが、両先生のタッグの絶妙さ、指導慣れという要素もリラックスムードの演出に力となったのかもしれません。

 また最大の要因としては、自慢めいて聞こえるようですが、礒谷院長の的確な判断力があったのかもしれません。

 参加者の興味が“礒谷療法の実体”にあると知るや、講義を短縮し、すぐさま実技に移行しました。また講義自体も、要点を押さえ、参加者の知りたいことだけに集中する手法にとっさに切り替えたのでした。何回もセミナー・講演会を重ねた礒谷院長の“場慣れ”の実力が発揮された場面でした。



◎福岡セミナーの特徴

 福岡セミナーの特徴は「遠くて近い礒谷療法」だったように思われます。

 参加者の先生方のほとんどは礒谷療法を“知って”いました。しかし同時に、礒谷療法を正確に、正しくは“知らない”方がほとんどでした。今回、私たちが礒谷施術を行うと、一様に驚きの声をあげていたのがその事実を裏付けていると思われます。

 現在は情報社会ですので、礒谷療法の理論・存在は全国どこにいても容易に知ることはできます。ただ施術の場面で、正確に認知することは別のことです。今までのセミナーでも感じていたことなのですが、遠い九州の地であったため、情報と“本物の施術”の乖離をより実感したのかもしれません。

 また福岡セミナーの特徴としては、一部の“熱狂的な支持者”の存在があげられます。“噂の礒谷院長に会える”ということで異常にハイテンションになっていた先生もいました。少なくない先生方が礒谷院長との“記念写真”を希望し、ちょっとした撮影会場になってしまった場面もありました。

◎セミナー継続の意義を再確認

 私たちはセミナー参加者一人一人に手と手が触れ合い、フレンドリーで心が通い合うようなセミナーを目指してきました。そのため質問・疑問には真摯に応え、文字通り手を取って指導できるようなセミナーを心掛けてきました。

 多人数のセミナーを避けてきたのもそのためです。多人数の場合、積極的に関与している参加者がいる反面、どうしても“溢れる参加者”ができてしまうことがあります。そのような事態を避けたかったからです。

 今回の福岡セミナーは、事前に礒谷療法の存在を知っていた先生が多く、大いに盛り上がったと思います。セミナー会場では、とくに実技編では質疑応答も活発でしたし、先生方の集中力も素晴らしいものがありました。セミナー終了後も多くの先生方が残り、名残おしそうにしていたのが印象的でした。

 そのなかで、とくに感じたことは、福岡のような東京と離れた地では“情報の一人歩き”が見られるということです。礒谷施術を正しく伝えるということは、とても重要だと強く感じました。

今後は、遠い地でも可能な限りセミナーを開き、より多くの人に礒谷療法を伝えたいという思いを強くしたセミナーになりました。

◎礒谷院長の感想

 本当に久しぶりの福岡でしたので、とても気合が入りました。5日間の韓国セミナーから帰り、翌日の福岡入りでしたが、気合が入っていたせいか、それほどの疲れは感じませんでした。

セミナーが開始すると、いつもと同様に講義・実技に没頭したのですが、驚いたことは参加者の先生方の“熱意”でした。とくに、参加者の先生方の多くが事前に礒谷療法を勉強してくれていたことは驚きと同時に喜びでした。

ただ、九州という遠隔地のためか、実際の「礒谷療法」を知らない方が少なくありませんでした。本物の礒谷療法施術を見る機会がなかったからなのでしょう。

今後も何回も礒谷セミナーを繰り返さなければという思いを強くもったのでした。

☆小林先生の感想

私は福岡は初めての地でしたので、興味深い土地ではありました。

韓国から帰京して直ぐの福岡入りでしたので、体力的にはどうかなと思っていましたが、緊張していたせいか疲れもそれほど感じず、十分なお手伝いができたと思っています。

福岡の先生方は礒谷療法の知識はもっていても実践に触れる機会は少なかったのではないかと思います。礒谷療法施術に素直に感動していた姿が印象的でした。

今回は専門家の先生方が対象でしたが、真心をもって接すれば気持ちは通ずるというのが実感です。この気持ちは福岡であっても、韓国など海外であっても同様だと思います。

今後も、真心をもって礒谷療法を多くの人に伝えたいという気持ちをさらに強くしました。

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